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2019年08月05日

シャルケのテニース会長の人種差別的発言に、アザモア氏「言葉も無い」

FC Schalke 04
FCシャルケ04
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 先日に人種差別的発言を行なった、クレメンス・テニース相談役会会長を巡り、大きな騒動に揺れるFCシャルケ04。パダーボルンにて行われたイベントにて、気温の上昇への対策のための増税を批判し、それならば毎年20の発電所をアフリカに作るべきとの考えを展開。「そうすればアフリカ人は木の伐採を止め、そして暗くなったからといって子作りに励むことも辞めるだろう」と語っていた。

 そんな中でゲルゼン・キルヒェンでは、現在U23のチームマネージャーを務める、ゲルハルト・アザモア氏の発言に注目が集まっており、40才となった元ドイツ代表はTwitterにて「彼の発言にはとても驚いたし、ショックを受けた。心が傷ついたよ。僕も含め、該当者みんなが侮辱されたんだ」と投稿。処分も致し方ないともみており、「決して許されるべきではないだろう」との見方を示している。

 「正直、言葉がなかったよ」とアザモア。「彼とは長く一緒に仕事をしているし、長期にわたって近い友人関係ではあったけど、これまで1度も人種差別のような振る舞いをみせたことがなかった。」と述べ、テニース会長からは直接謝罪もあったというが「それでも近く話し合いをするし、こんなことは決して起こってはいけない。2019年にもなってこんなことを話さなくてはいけないこと自体、悲しいことだよ」と言葉を続けた。
 

 なお今回の発言を受け、ドイツサッカー連盟の倫理委員会も話し合っていくことが明らかになっており、ニコラウス・シュナイダー委員長は「この問題について、我々委員会で話し合いを行うことになるよ」と、ドイツ通信社に対してコメント。

 確かにテニース氏は謝罪をしており、そこも踏まえての判断ということにはなるものの、この発言は「サッカー界にとって反するもの」であり、「世間へ悪影響を及ぼすものだ」と指摘した。ただ倫理員会単体では判断を下すことはできず、あくまでドイツサッカー連盟に裁判所へ訴えるべきかどうかの判断、ということに。会議は8月15日に予定されている。
 


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