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2019年10月20日

選手起用に贅沢な悩みを抱える、シャルケのワグナー監督

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 前節では昇格組1.FCケルンと痛み分けを演じ、首位争いへ待ったをかけられたFCシャルケ04。しかし最近5試合での得失点は14/4、勝ち点は13を稼ぎ出しており、これからサンドロ・ワグナー新監督は、「特別な2年間を過ごした」「多くのことを学んだ」古巣TSGホッフェンハイム戦へと挑むことになる。

 今回の代表戦期間では「無事に選手たちが戻ってきた。ケルン戦から(内転筋)に問題を抱えていたセルダーは、今は練習参加ができていないがね。代表の練習でも問題はなかったが、火曜日になって強まったんだよ」と説明。米国代表の「ウェストン・マッケニーは長距離移動をうまく克服」しており、「足首に問題を抱えたベニート・ラマンも良い練習をこなして前進をみせている」ところ。

 さらに「良い例としてマティヤ・ナスシタッチもあげられる。定位置を失い、そのなかでどの練習でも真摯に取り組む姿勢をみせていた」と評価。「全員がハングリー」な「良いチーム」の中から、指揮官は贅沢な悩みをもって決断を下す。またトルコ軍への敬礼問題に揺れたオザン・カバクについては、「トルコにルーツをもつ全選手にと話をした」とのことで「私自身、いろいろと知るところがあった」という。「だがそれでもクラブとして戦争、テロ、暴力行為は決して望まない。それは誰もが明白なことだ」と強調した。


 その一方でシュヴァルツ監督とは対照的に、古巣シャルケ戦に挑むのが、セバスチャン・ルディである。シャルケでの21試合では無得点0アシストに終わった同選手だが、復帰した今季は先日ドイツ代表にも復帰。シュロイダー監督は「それが全てを物語っているよ。うちにとって本当に重要な選手。オフェンス力がありボール奪取とキープ力に長け、ピッチでチームを牽引してくれる」と評価。シャルケ戦に向けては、「ワグナー監督は高い位置から積極的に仕掛けてくることだろう」と予想した。
 

 なお膝の問題でここまで全休が続くアンドレイ・クラマリッチは、ここ2週間はチーム練習に参加。いきなり先発での復帰の可能性もあり「通常はこういった負傷でそういうことはないのだが、練習では本当に良いところをみせているのでね」と指揮官。最後に代表から合流した、今季好調のフロリアン・グリリッチュは様子見であり、筋肉系の負傷でドイツU21代表参加を見送ったデニス・ガイガーについては「復調するとみている」ことを明かしている。
 


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