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2019年11月15日

ワグナー監督就任で大きな恩恵を受ける、シャルケのマスカレル

FC Schalke 04
FCシャルケ04
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 新たな監督によって、新たな幸運を手にした選手。そこでオマル・マスカレルの名前を挙げることに、何ら疑問を感じることはないだろう。アイントラハト・フランクフルトからFCシャルケ04へと、2018年夏に加入したスペイン人MFだったが、しかしながら前任者ドメニコ・テデスコ監督の下ではリーグ戦14試合のみの出場。パフォーマンス面でも、kicker採点平均4.12と精彩を欠いた。

 だがこの夏から就任したダヴィド・ワグナー監督からは、即座に「信頼を感じた」という同選手は、「監督からスタンブリと共に、副主将を任せてもらった時、僕にとってそれは大きなステップだったし、自分自身に今年は自分のシーズンにしようと誓ったんだ」と振り返っている。そしてそれは実際に、現実のものとなった。

 ここまでのリーグ戦11試合全てで出場しており、いずれの試合でも決して失望させるような姿をみせてはいない(kicker採点平均3.05)。特に宿敵ドルトムントとのレヴィアダービーにおいては、kicker採点1.5とこの試合のベストプレイヤーとなる活躍を披露した。「去年よりも良くなっているところを感じる。チームとしての一体感が増しているし、雰囲気もとても良い。そして自分自身、重要な役割を担っているという自負もある」

 そのマスカレルの飛躍の影にあるのは、監督からん信頼だけではない。マスカレルは今季から採用されているシステムからの恩恵についても口にする。これまで主にボランチとして底の位置で一人で構えることが多いマスカレルは、そこでビルドアップを担っており、センターバックのラインにまで下がることも決して珍しくはない。「これは僕にとって新しいことだ。去年では滅多になかったことだ。とても居心地の良さを感じるし、ビルドアップにかなりうまく絡めていると思う」

 ただその一方でこれまでと変わらないのは、その決定力だ。フランクフルト時代では、リーグ戦45試合に出場して2得点のみをマークしていたマスカレルは、シャルケでのここまでのリーグ戦では32試合に出場して、いまだに無得点。マスカレルは「シャルケでの初得点を決めるその日を、僕は待ち焦がれているよ」と、意気込みをみせた。
 


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