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2020年05月25日

2020年は泥沼状態のシャルケ

FC Schalke 04
FCシャルケ04
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 2020年は未曾有のコロナ危機により多くの人々が苦境に立たされている中で、ブンデスリーガにおいて2020年より特に苦しい日々を過ごしているのが、FCシャルケ04だ。後半戦からここまでシャルケが勝利を収めたのは、グラードバッハ戦でのわずか1試合のみ。「結果が出ていないことは、僕たちもわかっていることだよ」と、ダニエル・カリジュリはDAZNにコメント。その流れはコロナ危機による2ヶ月の中断でも変わることはなく、初戦のドルトムント戦では0−4、そして週末のアウグスブルク戦では0−3という結果に終わった。「また前をむいて、前半戦のような戦いをしないと」

 確かに前半戦との数字の比較だけをみてみても、その惨状は明白だ。オフェンス面では前半17試合で29得点をマークしていたのに対して、後半戦ではここまで10試合で4得点のみ。さらに失点数は前半戦全体の21を、すでに後半戦だけで上回ってしまった(22)のだ。ちなみに後半戦だけの順位表でみれば、シャルケは最下位パダーボルンに次ぐ17位。その流れはアウグスブルク戦でも顕著に見られており、攻守で精彩を欠き、ビルドアップにおいても数え切れないミスを重ねた。「個人的なミスをおかし、それが失点につながっている」と、ワグナー監督。「そこで心理面が大きく影響しているように思うよ。」

 ただカリジュリ自身は、この試合でも良いところはあったと強調しており、「明らかに僕たちが、この試合で劣っていたとは思わない。開始からアグレッシブにプレーしていたし。ただ僕たちは得点チャンスをしっかりと活かしていかないと。そうなれば調子もでてくるさ」と、コメント。そういった場面で力を発揮できていなかったことが、シャルケの問題でもあり、最終的には自業自得とも言える敗北を味わう結果になっている。悔しさを滲ませたカリジュリだが、「冷静さは失ってはいけない」とも強調。ひとまず次の戦いに集中することになるが、ただ腓骨の問題で途中交代を余儀なくされた、スアト・セルダーの状態も気になるところだ。
 


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