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2020年05月28日

泥沼の10戦未勝利も、シャルケ「監督一人のせいにはしない」

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 ブンデスリーガにおいて下から3番目に位置するクラブを相手に、ボール支配率でわずか25%というサッカーを展開したFCシャルケ04。「当然」それは事前に思い描かれていたプランだったと、ヨッヘン・シュナイダーSDは認めた。だが決してそれは、シャルケが目指すサッカーとは異なるものだ。だが9試合連続未勝利で迎えたこのしあいでは、「そういうアプローチでいったんだ」と語っている。

 特に先日ではアミーヌ・アリに続き、チーム内で得点力をもつスアト・セルダーまでもが離脱したシャルケでは、今回のデュッセルドルフ戦では守備に集中したいという考えもあった。それはシュナイダー氏がスカイに対して説明したものであり、その結果前半戦では首位を幾度となく伺う快進撃をみせたクラブが、いまや16位のチームを相手に25%の支配率というサッカーしか見せられなかったのである。「最終的には33%にはなったのだがね」

 今のシャルケはまさに、全てのことが思うように運ばない状況だ。リーグ戦再開初戦となったドルトムント戦(0−4)、そして続くアウグスブルク戦(0−3)と、立て続けに大敗を喫した後を受け、少なくとも守備面では前半は悪くなかったが、ただ今回みせたプレー自体は最近と同様、基本的にはあまり機能をみせていない。確かに後半開始早々にオチプカのFKから、マッケニーが先制ゴールを決めるところまではいったのだが。

 「決していい試合だったとは言えないよ」と、シュナイダーSDは厳しく分析し、「言いつくろうことなどできないし、非常に失望しているよ。」と、コメント。逆転を許してからはそれに反発する気配も感じられず、シュナイダー氏の見方では、終盤は「発想力」と「打開力」に欠けていたとのこと。その結果、シャルケは今シーズン9敗目を喫することとなり、また未勝利は10試合にまで伸びる結果にもなってしまった。これは実に23年ぶりの不振であり、後半戦だけの順位表では最下位へと転じることも意味する。

 「ここ3試合で見せているようた戦いぶりを続けてはいけない」と、シュナイダー氏は強調。そしてダヴィド・ワグナー監督の進退問題について質問が及ぶと、「なんでもかんでも監督一人に押し付けることは正しいことではない。批判は我々全員に対しての批判であるべきだ。我々は全員一丸となって、これからの改善をはかっていかなくてはならない」と語った。
 


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