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2020年06月22日

巨大クラスターでシャルケ会長に批判の嵐、クラブにも影響か?

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 ドイツのレーダにあるテニース社の食肉加労働者を襲った、新型コロナウィルスによる大規模なクラスターは大きな騒動を引き起こしており、これによりFCシャルケ04のイメージが更に損なわれる可能性もでてきた。果たしてこれが、相談役会会長へどれほどのプレッシャーをかけることになるだろうか。

 土曜午後に行われたFCシャルケ04とVfLヴォルフスブルク戦にて試合終了の笛が鳴り響いた後、テレビカメラの前にクレメンス・テニース会長が立っていた。だがこれは極度の不振に陥っているチームの現状によるものではない。テニース氏は食肉加工業社テニースのトップとしての発言が求められていたのだ。同社のレーダの食肉加工労働者の、実に1000人を超えるコロナウィルス感染者が確認されており、まさに大規模なクラスターが発生。

 そのためテニース氏は厳しい批判の声にさらされており、今回の件についてまさに象徴的な顔となってしまっている。そしてこのことをシャルケ側は懸念しているのだ。感染された方々には早期の回復を願うばかりだが、クラブとしてのイメージを更に損ねてしまう恐れがでてきている。

 特に懸念されるのが、シャルケでは競技部門の分離化を進めているところであり、そこでゴーサインを得るためには75%以上の承認が必要、ただ今回のコロナ騒動によりドイツ全土より批判を受ける結果となってしまったことは、シャルケ内における雰囲気に大きく影響を与えるものでもあり、64歳の同氏がこれ以上会長職にいるべきではないとの声も強まってきているところ。

 ちなみにシーズン前にもテニース会長は、パダーボルンにて行われたビジネスイベントにて、アフリカの人々に対する人種差別的な発言を行ったとして騒動を引き起こしており、このことはシャルケにも大きな損害を与え、一部のファンからは強い抗議の声もあがっており、会長辞任要求も叫ばれていた。ただ最終的にクラブ側は、3ヶ月間の禁止処分を言い渡しており、その後に復帰を果たしている。
 


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