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2020年07月27日

オザン・カバク、憧れのファン・ダイクとCBコンビ形成?

FC Schalke 04
FCシャルケ04
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 昨夏にFCシャルケ04へと入団した際にも、フィルヒル・ファン・ダイクに対する賞賛の言葉を口にしていた、オザン・カバク。間も無くしてその二人のセンタバックが、共にコンビを形成してピッチに立つ日が訪れるかもしれない。プレミア王者リヴァプールにおいて。ドイツ人指揮官ユルゲン・クロップ監督率いる同クラブは、20才のトルコ代表DFに対して関心を示しているところだ

 時にインターネットの世界では、個人的なものであったにも関わらず、突如として拡散してしまい、また時に過去のものを掘り起こされてしまうもの。すっかり当たり前になったことではあるのだが、それが今のオザン・カバクの周りで実際に起こっていることである。当時まだガラタサライにてプレーしていた同選手は、フィルヒル・ファン・ダイクから贈られた彼のユニフォームを手に、喜びのメッセージをインスタグラムに投稿していた。

 当時まだキャリアの駆け出しだった事、そして憧れの存在からのプレゼントともなれば、無理もないことではあるが、ただドイツの大衆紙ビルトはその時の写真を引用する形で、FCリヴァプールからのカバクに対する関心を報じている。そしてその後の調査の結果、この報道の内容も確認がなされた。それ以来、カバクのファンたちはファン・ダイクとの共闘を夢見るようになるのだが、しかしながら当然シャルケ側としては本来、この夏に期待の若手センターバックを放出する予定はない。

 この1年でカバクは、間違いなくシャルケの期待に応える成長をみせてきた。kicker採点平均3.00というのは、ドイツ代表スアト・セルダー(3.21)、主将オマル・マスカレル(3.28)を上回り、チーム内最高の数字。特にシャルケがクラブ史上最悪の後半戦を過ごした中でも、カバクはほぼ安定したパフォーマンスを披露しており、本来クラブにとっては、来シーズンもチームの柱として計算されるべき存在だ。

 しかしながらもしもリヴァプール側が本気で獲得へと乗り出すとすれば、シャルケの首脳陣も耳を貸さないわけではいかないだろう。以前より指摘されていた財政難は、コロナ危機も相待って厳しさを増しているところであり、いかなるお金もクラブにとって救いをもたらすものだ。そして昨夏の1500万ユーロの投資が、大きなリターンとなって返ってくるのであれば、なおさらのこと。確かに契約には来夏に、移籍金5000万ユーロで移籍可能となる例外条項が含まれており、今夏の移籍となればそれより2000万ユーロは下回るかもしれない。それでもこの危機的状況の最中では、それもまた貴重な大金を手にすることに変わりはない。
 


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