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2020年07月31日

シュールレに続き、元ドイツ代表ベネディクト・ヘヴェデスも引退

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 シャルケのユースからドイツ代表選手へと飛躍を果たし、2014年ブラジルワールドカップでは優勝。クラブではシャルケファンから愛され、主将も務めてきたベネディクト・ヘヴェデスはそのキャリアに、遂に幕を下ろす決断を下した。なお先日には同じくブラジルワールドカップの優勝メンバーで、昨季はロシアへと戦いの場を移していたアンドレ・シュールレが、29才の若さで現役生活にピリオドを打ったばかり。

 ハルテルン生まれのベネディクト・ヘヴェデスは、TuSハルターンとSGジェルテン=ランゲンボーフムのユースチームを経て、2001年FCシャルケ04の門を叩いており、2007年にはCLローゼンボリ戦にて、負傷交代を余儀なくされたパンダーとの交代という形でトップチームデビュー。その3日後にはブンデスリーガデビューも果たしている。

 その後のキャリアについては、既にご存知の方も少なくはないだろう。長年に渡りヘヴェデスは、ドイツ代表選手としてプレーし続けており(ドイツ代表44試合、2得点)、何よりファンから非常に愛される存在としても認知。前述の2007年から2017/18シーズンにチームを後にするまで、センターバックやサイドバックなどで240試合にプレーしていた。

 そして2018年にはユベントスへのレンタルを経て、ロシアのロコモティフ・モスクワへと戦いの場を移すことを決断し、ロモティフではセンターバックとして公式戦50試合に出場、昨年では国内カップ戦において優勝も果たしている。だが先日2021年まで残していた契約を解消したことが伝えられた。

 シュピーゲル紙に対して、ヘヴェデスは「国内外からいくつかオファーはあったけど、でも他人の決断に左右されたくなかった」と説明。「2年で50試合出場する中で、以前よりも回復に時間を要するようになったと感じた」と明かし、「それも経験でカバーできるかもしれない。でも先日に、南仏をキャンプングカーで旅した時、息子と間近で接する喜びを改めて実感し、その瞬間でサッカーは僕にとってそこまで重要なものに感じられなくなったんだ」と、変化の過程を説明している。

 ただそれでもやはりシャルケへの思いは熱く、「できることなら、シャルケでキャリアを終えたかった。ファンには以前、決してシャルケ以外のブンデスのクラブではプレーしないと約束していたんだ。ただ1つだけ。移籍する前のシーズンでは鼠蹊部の骨折にも注射を打ってプレーし続けたんだけど、そこには監督やクラブサイドからの重圧もあったし、でもその影響でベストシーズンとはいえない時間を過ごした。それから手術を受けたんだけど、監督が交代し、新シーズンとなったら突如、自分が外されるようになってしまった。あれには驚いたよ」とも吐露した。

ティモ・ベッカーとプロ契約

 その一方でシャルケは金曜、ティモ・ベッカーとプロ契約を締結したことを発表した。昨季で契約を満了していた23才のディフェンダーとは、オプションつきの単年契約を結んでいる。同選手は「シャルケでプロ契約を結ぶことは、1つの夢だったんだ。それができてとても誇りに思う。今日は人生最高の日だ」と喜びを述べ、シュナイダーSDは「昨季にブンデスリーガーとしてふさわしい素質をもっていることを証明した」若手選手のさらなる飛躍を期待した。
 
 


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