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2020年09月01日

シャルケ、フェアマンを正GKとして開幕迎える流れ

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 FCシャルケ04が新たなシーズンの開幕へ臨むにあたり、ラルフ・フェアマンを正GKとして迎える可能性が高まりをみせているところだ。ここのところアピールポイントを蓄積していったベテランGKに対して、マルクス・シューベルトは思わぬ苦境へと立たされている。

 本来ならばシューベルトは今頃、木曜日と来週火曜に行われるドイツU21代表戦(vsモルドバ、vsベルギー)に向けて準備を進めているはずだった。しかしながら今もなお同選手の姿は、シャルケの夏季合宿先である南チロルにある。先日シャルケでは選手の一人にコロナ陽性反応がみられており、シューベルトは濃厚接触者の一人だった。

 そのためドイツの規定とは異なり、オーストリアの規定によってシューベルトは、今のところはまだ少人数による外での練習のみが許されているところであり、それと同時に1週間以上に渡って、この短い貴重な準備期間でのチーム練習参加が見送られているのだ。確かにワグナー監督はGK争いについて明言を避けているとはいえ、先日のアリス・テッサロニキとのテストマッチで活躍をみせたフェアマンとの差は確実にある。

 加えてここ数ヶ月の間で見せていたシューベルトの印象という部分も挙げられるだろう。当初はそれまで先発を担っていたアレクサンダー・ニューベルから受け継ぎ、ひとまずは好パフォーマンスもみせていたものの、その後に精彩を欠いて再びベンチへ。それから再びアピールのチャンスを得ることになるのだが、そこで22才のユース代表は活かし切ることができなかった。

 ドイツU21シュテファン・クンツ代表監督は、「若いときには大きな不振に陥ることもあるもの」と擁護、「もし彼がシャルケでプレーしていくことができれば、それは我々にとっても素晴らしいことだ」と強調している。ちなみにこのドイツU21においてシューベルトは、レヴァークーゼンのレナト・グリル、ズルテ・ワレヘムのアイケ・ベンゼンらと共に、定位置争いを展開していくことになるだろう。
 


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