ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年09月07日

苦しいやりくりのシャルケ、右SBはルディをコンバート

FC Schalke 04
FCシャルケ04
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 「チーム編成は、決してバランスのとれたものとは言えない・・・」今季最初の公式戦を目前に控えてもなお、FCシャルケ04のダヴィド・ワグナー監督はそう漏らした。特に右サイドバック事情に目を向けると、ジョンジョー・ケニーがレンタル終了に伴い退団、さらにダニエル・カリジュリはアウグスブルクへと移籍した。そのため残るオプションは、経験の浅いティモ・ベッカーということになる。

 そこでワグナー監督が下した決断は、MFのセバスチャン・ルディを右サイドバックへとスライドすることだった。「彼とは正直に、話し合いを行った」と明かした指揮官は、「彼に伝えたんだ、現状のチーム内において、君がベストの右サイドバックなのだと。」と述べ、「彼からはその意欲があると言ってもらえた」と言葉を続けた。

 実際にルディは先日行われたテストマッチ2試合、アリス・テッサロニキ戦でも、VfLボーフム戦でも、右サイドバックとしてプレーしている。「よくやってくれた。練習でもやれるところを見せてくれていたんだ」と、ワグナー監督。

 昨季はTSGホッフェンハイムへとレンタル移籍に出しており、今季より再びシャルケで出直しをはかっている司令塔は、この右サイドバックというポジションについても「ある程度の理解」はある。ワグナー監督は「試合を見事に読んで、良いタイミングで切り返しを行うことができ、その場しのぎではなく慎重にボールを捌くことができる。試合に安心感をもたらしてくれる存在だ」と惜しみない賛辞を続けた。「非常に経験が豊富でクレバーな選手だよ」

 ただそれでもまだ実戦経験を積み重ねていく必要性もまた感じているところであり、試合に慣れていくために時間はもはや、そこまで多く残されているわけではない。日曜日には今季最初の公式戦となるドイツ杯初戦、シュヴァインフルト05との一戦が控えており、さらにその後の金曜日には今度は、バイエルン・ミュンヘンとのブンデスリーガ開幕戦が行われることになる。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報