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2020年10月12日

シャルケ「テニース氏は今後一切、機能をなすことはない」

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 本日月曜発売のkicker誌とのインタビューにて、FCシャルケ04の営業・組織・マーケティング部門を取り仕切る、アレクサンダー・ヨブスト氏は、大きな危機に喘ぐ伝統クラブの再建に向けて、クレメンス・テニース前会長が一切の役割を果たさないことを、改めて強調している。

 26年間にわたってシャルケの相談役会に名を連ねてきたテニース氏は、2001年から会長を務めて、クラブに対する投資も行うなど大きな支えとなってきたものの、同氏が保有する食肉加工工場で1000人規模のクラスターが発生し非難が集中。そもそもクラブ自体も2020年はクラブ史上最悪の成績となり、コロナ以前に財政難にも見舞われる中、今夏に会長職を辞していた。

 だがそんな中で目を疑う光景だったのが、ブンデス開幕戦にてシャルケ代表団の中に、まるでその一員であるかのようにクレメンス・テニース氏の姿が見受けられていたことである。「当然ながら、これは大きなミスだった」とヨブスト氏はコメント。「これによって、誤った情報が発信されることになった」

 しかしあくまで現実世界では、「テニース氏は今夏に相談役会会長を辞することを決め、それ以来シャルケでは何ら公式な機能を果たす事はなかった」と主張。「非公式なことも含めて一切ない。これはとても重要なことです。彼は背後から糸を引くこともないし、本人にもその意思はない」と言葉を続けている。

 そして「彼には非常に感謝していますし、きっと彼もこれからもシャルケを応援してくれることでしょう。しかしそれは1会員、1ファンとしてのものです。今はシャルケの新時代の幕が開けます」と将来的な協力についても否定した。「本質に光をあて前を向き、この偉大なクラブがもつ本来の力を発揮できれば、きっとシャルケには明るい未来が待っていることでしょう」
 


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