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2020年10月23日

レヴィアダービーを大きな転機としたい、シャルケとドルトムント

FC Schalke 04
FCシャルケ04
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 今週土曜日25時半(日本時間)では、ドイツで最も大きな盛り上がりを見せることでも有名な『レヴィアダービー』が、ボルシア・ドルトムントの本拠地シグナル・イドゥナ・パークにて開催される。しかし敵地へと乗り込むFCシャルケ04では、競技面においても財政面においても大打撃を被っているところであり、かつて主将を務めたベネディクト・ヘヴェデスも「非常に暗い雰囲気の中にいるからね、相当なプレッシャーへと晒されていることだろう」と、今夏に現役を引退した元ドイツ代表DFはドイツ通信社に対して語った。

 ただ競技面に関していえば、1年前は現在とは全く異なるものだった。ダヴィド・ワグナー新監督の下でチャンピオンズリーグ復帰の道を歩んでいたかに思えたものの、年が変わると一変。クラブ史上最悪の半年間がそこでは待っており、巻き返しを期した今季もまた低迷。ついにはブンデス1番乗りでの監督交代劇を演じる結果となっている。「昨季にみせた顔のうち、どちらかが真実の顔なんだろうけど」と、ヘヴェデス自身もその力を測りかねているようだが、ただそれでも「決して残留争いが許されるクオリティではない」ともコメント。

 特に今回のレヴィアダービーのような大舞台が、「転機となるビッグチャンスでもある」ことは、元主将としてよく知るところだ。「もちろん決して簡単にはいかないものだけどね。なんと言ってもドルトムントのクオリティは別レベルにある。たとえラツィオ戦で精彩を欠いていたとしてもね」と強調しつつも、ただ宿敵の攻略法としてはそのラツィオ戦を挙げており、「フィジカル面を強調する」「精力的に走る」プレーというものが、「若手中心のドルトムントの勢いを削ぐ」傾向にあることを指摘した。

 その一方でドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは、そのラツィオ戦での敗北から二日が経過してもいまだ怒りは治まりきれない様子で、そもそもローマの地を後にする前から語っていた「選手たちは厳格に、ソーシャルディスタンスを守ってくれていたね。試合中であっても!」との言葉を再度繰り返しつつ、「闘争心、精力性、気迫」の全てが欠けたパフォーマンスからの「リアクション」を要求。だがそれをコンスタントに発揮する安定感と持続性こそがこれまでの課題であり、ファヴレ監督就任300試合目を迎える節目で良い試合内容をみせ、レヴィアダービーでの150勝目によってこの状況の転換を図っていきたい。
 


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