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2020年12月28日

グロース監督が引退撤回、シャルケの今季4人目の指揮官へ

FC Schalke 04
FCシャルケ04
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 確かにクリスチャン・グロース氏は今年の5月、「基本的に私は、コーチ業から足を洗うことに決めたよ」と、32年間に及ぶ監督生活に幕を下ろす決断について語っていた。ただし宣言撤回の可能性については「世の中には絶対は存在しない」とも含みを持たせるコメント。とりわけサウジアラビアからなど、代表監督としての復帰の可能性が取り沙汰されていたのだが、2020年も年の瀬となった頃、クラブサッカーの、そしてブンデスリーガの監督としての復帰が発表されている。

 1997/98シーズンにスイス人の監督として初めて、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーにて監督を務めた経験をもつ同氏は、特に母国スイスのFCバーゼルにて4度のリーグ優勝に導くなど大きな成功をおさめており、その後の2009年に当時最下位に甘んじていたVfBシュトゥットガルトへと就任。そこから見事V字転換をはかることに成功し、最終的にはヨーロッパリーグ出場へと導いた手腕をもつ。そしてその時にスポーツディレクターを務めていた人物こそ、今回シャルケにて恐らくラストチャンスにかけることになるであろう、ヨッヘン・シュナイダーSDだ。

 2020年の1年間でわずかに1勝、この年だけでワグナー氏、バウム氏、そしてステフェンス氏に続く4人目の監督招聘の発表に際し、シュナイダーSDは「シャルケにとってこれからの5ヶ月間は、何より1部残留を目指すための戦いということになる。そしてこの困難なミッションから成功へと導くことができることを、グロース氏はドイツ、イギリスにおいても実証済みだ」とコメント。「明確な線引きを行い、軌道修正をはかることができるだろう。そう我々は確信している」と、言葉を続けた。
 
 一方のグロース氏は、「我々としては結果、そして目標にしっかりと重きを置いて取り組んでいかなくてはならない。選手たちからは常に、意欲的な姿勢というものを感じさせてもらいたいと期待しているよ。再び成功をおさめていくためには、チームの内外にわたり積極的な姿勢で臨む必要がある。共に目標を掴み取れるよう、全力を尽くしていかなくてはならない」と要求している。
 


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