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2021年03月21日

シャルケ、ラングニック氏の招聘を諦めず

FC Schalke 04
FCシャルケ04
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 ラルフ・ラングニック氏が、現在ブンデスリーガ最下位に低迷する、FCシャルケ04の競技部門取締役へと就任することはない。これは土曜日に同氏から正式に発表がなされたものだ。その中では「多くの不透明な点」が理由であると指摘しており、kickerが得た情報によれば木曜にシャルケの相談役会、そしてラングニック氏のマネジメントとの共同声明にて発表された、財政状況だけが問題点ではないようだ。クラブ側はラングニック氏に対して、十分と感じられるだけの基盤を提示することができず、最終的に新たなスタートに向けての現実的な展望がみえなかった。

 例えばシャルケが抱える高額年俸選手たちの契約は、ブンデス2部でもそのまま有効という状況のために、いったいラングニック氏が就任した場合に、どれほどの余裕をもって仕事に取り組めたか、全く予想がつかない。それに加えて先日の32才のMF、ダニー・ラッツァの獲得というものも、これまでのラングニック氏の方向性を考えた時に、異なる路線だということができるだろう。ただそれでも木曜日に「非常に建設的な話し合いが行えていた」と発表していた相談役会イェンス・ブフタ会長は、この発表から間も無くして「驚きを覚えた」ことを明らかにしている。


 さらにこの日の夕方に行われたボルシア・メンヒェングラードバッハ戦前のインタビューでは、改めて「そのような兆候は全く見られていなかった」と強調しており、あくまで話し合いは「ポジティブな雰囲気」の中で行われ、「ラングニック氏と契約するという明確な意思を持って臨んでいた」とコメント。その中で「2部リーグで予算を組むために、シャルケとしての可能性を改めて提示していた」とし、そのために敢えてリュール=ハマーズ財務担当を同席。「非常に透明性のある」形で、最悪のシナリオでも「ブンデス2部の上位に相当する」金額であることを示していたという。

 「これが不足しているという、ラングニック氏からの話はなかった」と、ブフタ会長は振り返っており、それどころか翌週にはこれに継続する形で、すでに話し合いの予定がくまれ、そこにはラングニック氏本人も出席する予定だったとのこと。そのため今回のラングニック氏の発表はまさに寝耳に水であり、ブフタ会長は代理人を務めるコシッケ氏へと再度連絡。「来週の元に、我々もラングニック氏も、少し追いついてからもう1度電話で話をしようということになった。」と述べ、「当然のことながら再度、我々は可能性について模索していく」考えを示した。

ゲーゼンヒューズ氏が突然の辞任

 その一方で翌日となった日曜日は、相談役会会員の1人である、シュテファン・ゲーゼンヒューズ氏が、突如として辞任することが明らかとなった。同氏は先週の金曜日にラングニック氏招聘を模索していたグループのプランを、突如として相談役会に持ちかけて驚きを与えていた人物。
 


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