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2021年03月31日

シャルケ、クネーベル氏が正式に競技部門取締役へ就任

FC Schalke 04
FCシャルケ04
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 FCシャルケ04は水曜午前、相談役会会員全会一致により、ペーター・クネーベル氏が正式に、競技部門取締役へと就任することを発表した。クネーベル氏はこれまで、ヨッヘン・シュナイダー前競技部門取締役の暫定的に引き継いでおり、ブフタ相談役会会長は「戦略的思考と明確な構想をもった仕事ぶりに裏打ちされた取組み」を評価。「競技部門の再建を成功へと導いてくれるものと確信している」と言葉を続けた。

 かつて自身も選手としてプレーした経験をもつ54才は、これまでバーゼル、スイスサッカー協会、そしてハンブルガーSVにて従事した経験をもち、トップチームから若手の分野に至るまで幅広く職務をこなしてきた。特に2015年より就任したハンブルクでは、1000万ユーロもの経費削減の中で2年連続入れ替え戦の後、最終的には10位でフィニッシュすることに成功。しかしながらバイエルス・ドルファー競技部門取締役と投資家クラウス・ミヒャエル・キューネ氏との亀裂により退団、決して仕事内容がその理由にはなっていなかった。

 なお今回クネーベル氏は、マティアス・ショーバー氏やノルベルト・エルガート氏らと共に、来シーズンにむけたチーム作りを進めているところであり、仮に外部から人材を招聘するとなった場合、その異なるコンセプトの度合いによっては、すでに着手していたことが振り出しに戻されるおそれもあっただろう。その点ではメリットと言えるかもしれないが、ただいずれにしても当初、ラルフ・ラングニック氏招聘を優先に掲げてしまっていたため、断られた後の後任人事については2番手、3番手というイメージを払拭できず厳しい状況にもあった。加えて不透明な予算、6月の相談役会会員を含む総会、何より混沌としたクラブのイメージも、候補者が躊躇する材料にはなる。

 ブフタ会長は、「チーム作りを進めてくれているこのタスクフォース、ショーバー氏や、エルガート氏らに大しても、この場をお借りして改めて感謝の気持ちを伝えたい。彼らは自身の職務に加える形で、ブンデス2部の計画にむけ紛れもなく役割をはたしてくれた」と述べ、クネーベル氏も「FCシャルケ04のより成功した未来作りのため、力を合わせて取り組んでいきたい」と意気込みをみせた。なおシャルケではもう1つの人事面での発表を行っており、今回のクネーベル競技部門取締役に加えて、新たなスポーツディレクターを招聘するとのこと。
 


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