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2021年05月03日

ヴァインツィール監督、シャルケやシュトゥットガルトでの経験で学んだこと

FC Augsburg
FCアウグスブルク
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 マルクス・ヴァインツィール監督が、FCアウグスブルクからFCシャルケ04へと移籍して、およそ5年が経過した。そしてこの5年間は、46歳となった指揮官にとって、多くのことを学んだ期間でもあり「豊富な経験を得たことで、今の私は以前の私ではない。過去を省みてそれに対処している」と、先日アウグスブルクへの復帰を発表したばかりの指揮官はコメント。「若い監督よりもベテラン監督の方に大きなアドバンテージがあるものだ。何度か経験した事に対して、初めての時よりも自信をもって取り組むことができるからね」と言葉を続けた。

 2012年から4年間に渡り指揮をとったアウグスブルクでは、降格有力候補から一躍、欧州の舞台へと引き上げる手腕を発揮するも、その後のシャルケ、そしてシュトゥットガルトでは早期に契約を終了。「大きなクラブ、伝統的なクラブでの成功というのは、決して一筋縄でいくものではないさ」と振り返り、「人々はすぐにコーチの良し悪しを口にしたがるものだが、実際に大切なのはその監督が、そのクラブにマッチしているかどうか。そしてそのクラブの人々とマッチしているかどうかにあるのだよ」との持論を展開している。

 「そしてアウグスブルクでは、それは常にマッチしていたんだ。だからこそ私は前向きに見ているのだよ」と強調。つまりは当時から競技部門取締役を務めていた、シュテファン・ロイター氏の存在が重要な役割を果たしているとみており、「自分と密になって仕事をしてくれる、上司となるパートナーが必要となるんだ」と語った。

 さらにシャルケやシュトゥットガルト時代で学んだことのもう1つ重要なポイントは、「例えば、いかにコミュニケーションをはかっていくことが、いかに重要であるかということ。成功をおさめられなければ、すぐに「コミュニケーションが不足していた」と言われたりする。だが30人もいる選手たちに一貫して臨むことは難しい」と説明。だからこそ「全ての選手が、自分の役割をしっかり果たせるような、そういったチームの中の構造」が大切な意味をもつことになると強調している。
 


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