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2021年09月14日

ワグナー元監督、シャルケ時代の凋落に「為す術なかった」

FC Schalke 04
FCシャルケ04
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 火曜日の夜には、クリスチアーノ・ロナウドが復帰したマンチェスター・ユナイテッドと対戦する、ヤングボーイズ・ベルンのダヴィド・ワグナー監督。それに先駆けかつてハダースフィールドでも指揮をとった経験をもつ同氏は、英紙ガーディアンとのインタビューに応じており、その中でシャルケ時代についても振り返っている。

 「正直にいって、自分らしいサッカーができたわけではなかった。私は感情的であることを好み、その雰囲気が好きで、ただコロナ禍においてはサッカースタジアムでは全くその状況は異なるものだった」と語った同氏。とりわけ18試合連続未勝利という流れにあっては、それも致し方のないことだろう。「私のシャルケ時代は、完全に2つの時代に分けてみることができるよ」

 その1つ目が就任から半年であり、前半戦を3位で折り返す快進撃をみせた。だがそれ以降の半年ではクラブ史上最悪の半年を味わう結果に。「その責任の一端は私にある」と認めつつも、「でもピッチ外であまりに多くのことが起こってしまった」とも吐露。たとえばそれはクレメンス・テニース氏を巡る騒動などであり、「そこにコロナという追い討ちがかかった。クラブには投じるだけの資金はなくてね。ファンも決して喜べなかった」と言葉を続けた。

 そこでワグナー監督は「自分だけでは為す術が無かったことがたくさんあった。そして自分ではどうしようもないと感じた時、それは酷く落ち込むものだよ。」と指摘。そしてそれはその後を受け継いだ全ての監督たちによっても、決して止められるような流れではなかった。一方でワグナー監督はシャルケ退任後、意図的に長期的にサッカーとは距離を置き、この夏になってスイス1部ヤングボーイズ・ベルンへと就任する。

 ワグナー氏は「安定したクラブで、いい人材と共に歩んでいきたいと思っていた。信頼できる人たちと、再び欧州の舞台で戦ったり、タイトル争いができるのであれば、比較的小さなリーグに向かうことも厭わなかった」と述べ、「スイスは発展をみせており、それはユーロでも証明されている。上と下の差は激しいのかもしれないが、非常に才能のあるとても面白いリーグだよ」との見方を示した。
 


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