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2018年09月22日

宮市亮が復帰戦で決勝弾!「これぞサッカーの醍醐味だ!」

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 金曜夜には8年ぶりにブンデスリーガ1部昇格を目指す宮市亮所属ザンクト・パウリと、3年ぶりに昇格を目指すインゴルシュタットが対戦。ザンクト・パウリは3連敗を喫して11位に、一方のインゴルシュタットは前節ボーフムに0−6と屈辱の大敗を喫して13位に低迷しており、両監督ともに先発メンバーを3選手変更してこの状況の打開をめざした。

 試合は開始からインゴルシュタットがアクティブに展開。ボール支配率が一時は60%を上回るなかで、前半22分にはプレードルが頭で至近距離から狙うもサイドネットへ、その2分後には今度はレッヒャーが頭で繋いだボールにレスカノが迫るも、これはシャヒンに阻まれネットを揺らすまでには至らない。

 そして前半終了間際からはザンクトパウリの勢いが増し、41分のドゥジアクと56分にクノール、インゴルシュタットでは44分のマティプと59分にプレードルがそれぞれ先制点のチャンスを掴むなど、試合は均衡した展開へ。そんななか試合が動いたのは後半77分。相手PA内でケルシュバウアーが相手選手のツィーライスを蹴って2枚目の警告を受け退場。

 その5分後、後半70分より実に1年4ヶ月ぶりにブンデス2部復帰を果たした宮市亮が、センターサークル付近から出されたロングパスへ、相手選手ギンバーを快速で振り切り、飛び出した相手GKがパンチングでクリアするよりも一瞬早く、身長183cmの日本人MFの頭が捕らえ、ボールはそのままゆっくりとゴールへと吸い込まれていった。

 この宮市亮による2年4ヶ月ぶりのゴールを、その後はザンクトパウリが数的有利を活かしてクレバーに守りきって勝利。これでリーグ戦での成績を3勝3敗と五分に戻したザンクトパウリは、暫定ながら7位へと浮上している。

 復帰戦でマン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍をみせた宮市について、そのゴールをアシストしたエルジン・ゼヒルは「中盤でボールをもった時に亮の姿が見えたんだ。決してそこまでの確信をもてていた訳ではなかったけど、でも亮がロングボールの反応してヘディングで押し込んでくれた。完璧だったよ」とクラブ公式にて賞賛。

 さらにクリストファー・アヴェフォアも「みんなが亮をことを思い、嬉しく思っているところさ!彼は良いやつなんだよ!」と述べ、マルヴィン・クノールも「勝利を収めたこと、そして特に亮のことを思うと嬉しいね」語り、マネージャーを務めるウーヴェ・シュテーファー氏は「これこそまさにサッカーで味わえる醍醐味だ」と喜びをみせた。
 


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