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2021年05月27日

ザンクトパウリ、今季退団の宮市亮に「相応しい別れの場」を約束

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 「これも辛い別れです」ブンデス2部FCザンクトパウリは、契約満了をもってこの夏に退団する、宮市亮への惜別のメッセージをクラブ公式にて掲載した。「プレーだけでなく人間としても優れていた選手。大怪我を余儀なくされても不屈の精神で、常に立ち上がりつづけてきました。この好青年の今後に注目されますが、ただ確かなことはザンクトパウリでは、亮の成功と何より健康を切に願っています」

 2015年6月、アーセナルでレンタル移籍を繰り返してきた宮市は、ザンクトパウリ入団にあたり「ここが自分にとってのホームになれば」とコメント。それから6年の月日が流れ、その希望どおりに愛着あるクラブとの道を歩み続けてきたものの、その道は波乱万丈の連続だった。加入時の開幕1週間前のテストマッチで左膝の十字靭帯を断裂。復帰までに9ヶ月を要し、翌シーズンは浮き沈みの激しいシーズンを戦い抜くも、再び準備期間中に右膝の十字靭帯を断裂。再びシーズンを棒に振る結果となる。

 そんな宮市の姿について、クラブ公式は「亮はそれでも笑顔を絶やすことなく、非常に好感を与える日本人選手であり、怪我さえなければチームの絶対的な存在であった彼が、苦しい時期へと繰り返し苛まれながらもそれでも常に克服し続けてきたのは、それでも決して挫けることなく、その大いなる志と意思を抱き、戦い抜いてきたから。そしてチームメイトのみならず、家族からも多くのパワーをもらってきたから」と説明。

 「加入時に当時のメッグレ取締役が「性格の良いスーパーボーイ」と表現していましたが、その言葉は正しかった」と賛辞を送っており、残念ながらコロナ禍の影響で宮市の愛したザンクトパウリ・ファンへ直接別れを伝えることはできなかったが、「宮市にふさわしい別れの場」を用意する考えも示した。「その日まで亮とご家族の健康をお祈りしています。あなたのホーム、ここミラントーアで、いつだって歓迎します!」
 


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