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2018年08月06日

シュトゥットガルトCB事情:2枠めぐり五人が定位置争い

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 今夏の移籍市場では、ロシアで行われたワールドカップで優勝を果たし、主力として攻守にわたって活躍をみせたベンジャマン・パヴァールが話題の中心となっているシュトゥットガルト。そのセンターバック事情に目をむけてみると、2枠をめぐり5人もの選手が定位置争いを演じるという、監督にとっては贅沢な悩みを抱える状況となっている。

 「贅沢だとは思わないよ、むしろ普通のことさ。これは問題なんかじゃない」とコルクート監督。確かに3バックを採用した場合にはより多くのセンターバックを有するものではあるのだが、しかしながら基本的にはシュトゥットガルトは4バックを採用する布陣であり、2人のセンターバックコンビを形成するにあたり「誰が誰とうまく機能するか」を見極めているところだ。「それぞれが異なるタイプの選手たちだよ」

 まず経験豊富なホルガー・バートシュトゥーバは左足から繰り出されるビルドアップに長けた選手であり、同じく経験豊富なマルチン・カミンスキについてはフィジカルの強さがウリ。また自前のユースで主力にまで上り詰めた若手ティモ・バウムガルトルは高いスピードをもち、今夏フライブルクから加入したU21欧州選手権優勝メンバーのマーク=オリヴァー・ケンプも、若手ながら経験豊富なレフティで機動力にすぐれている。「それに、パヴァールだね」と指揮官。


 ただ現状を見る限りは、ワールドカップによる不在を利用して、ここまでうまくアピールできているのはバートシュトゥーバとバウムガルトルの2選手のようだ。ただ決してそれで気の緩みが許されるような状況ではないものの、その一方でポーランドのメディアが伝えたところによれば、カミンスキは昇格組デュッセルドルフへの移籍が迫っており、ベンジャマン・パヴァールの残留次第で移籍へのゴーサインが出される状況にある模様。

 パヴァールとの契約には、来夏に行使可能な例外条項が含まれており、すでにバイエルンと移籍で合意済みとの一部報道もなされた。そのシュトゥットガルトでは、パヴァールの残留を強調しており売却を迫られている状況にはないが、しかしながら別の見方をするならばW杯で一躍注目を集めた同選手から、今夏は例外条項の金額以上のものを手にするチャンスでもある。

 同選手自身が既にCL出場への夢を公言していることからも、まずはW杯休暇後に話し合いの場をもつことになるだろう。一方でバイエルンではジェローム・ボアテングに対してパリSGやマンUなどからの関心も寄せられているところだ。

 


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