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2019年12月09日

『ボランチ・遠藤航』へ継続性を期待する、ヴァルター監督

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 日曜夜の19時より、ブンデス2部VfBシュトゥットガルトは最終調整を実施。そこで翌日に行われる降格組1.FCニュルンベルク戦に向けた先発メンバーが明かされているようだが、確かなことは遠藤航が起用されるということだ。ティム・ヴァルター監督はどうやら、ボランチに対するベストオプションを見出すことができたようである。

 今夏の移籍市場終盤に、ベルギー1部シントトロイデンからレンタルにて加入した同選手については未知の部分も多く、特に指揮官にとっては日出ずる国よりやってきた代表MFについて、当然知る存在ではあったがそこまで特に注目していたということではなく「そのことについては何とも言えないね。だって初めてあの時に直接目にしたのだから」とコメント、最初の練習の時にはまだどこで起用するかも明確にはなっていなかった。今夏よりシュトゥットガルトの監督へと就任したヴァルター氏は「彼の加入は既に知っていた。ただまずはピッチに立ち、私なりのビジョンを思い描く必要があったんだ。写真や映像だけでは十分ではないよ」と強調している。

 それからチームへ居場所を見出すまでの道のりは長いものがあった。メンバー入りを初めて果たしたのはブンデス2部第3節のこと。初出場はブンデス2部第12節のドレスデン戦であり、その時には終盤からの出場だったが、2試合後のブンデス2部第14節カールスルーエとのダービーにて初先発。そこで遠藤が起用されたポジションは、ボランチだった。

 シュトゥットガルトにとってこのボランチというポジションは、それ以前にヴァルター監督がまだ、これといった解決策を見出せていないと明かしていたポジションであり、それまで起用していたアタカン・カラソルも、オレル・マンガラも、ゴンザロ・カストロも、文句の付け所がなく納得させることは叶わなかった。だが遠藤はカールスルーエ戦、そしてザントハウゼン戦にてアピールに成功しており、「ここのところの2試合は共に良いプレーをみせてくれていたよ。このポジションについては継続性を持たせることができるのではないかと思う」と語っている。

 果たしてなぜ、遠藤にはこれほどの長い時間が必要だったのか?このことについてヴァルター監督は「航はチームへの加入が遅かったし、代表期間に入ったら、常に長距離移動を余儀なくされている。このポジションで長い間テストする、という機会がもてなかったんだ」と説明、「しかし練習の中でアプールしていたし、ここのところは良いプレーを見せてくれている」と言葉を続けた。少なくとも本日月曜に行われるニュルンベルク戦では、引き続き遠藤はボランチでの定位置を確保した状況で迎えることになる。
 


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