現在の立ち位置は明白だ。フォルトゥナ・デュッセルドルフとしては、ＶｆＢシュトゥットガルトよりレンタルにて加入中のエリック・トミーについて、完全移籍で獲得したいと考えているところ。そしてＶｆＢシュトゥットガルト側にも、売却への意思があるということだ。ただそこでの障害となっているのが、移籍金額である。

　確かにデュッセルドルフ側には、今回のレンタル契約には買取オプションが付随しているものの、ただその金額は３００万ユーロに設定されており、特にコロナ危機による財政面での打撃などから、これはデュッセルドルフ側にとってはあまりに高額だ。

　その一方でシュトゥットガルト側もこれを譲るような考えはなく、ただその一方で来季もトミーは構想から外れているとみられていることから様々なシナリオが考えられ、そのなかの１つとしては一度シュトゥットガルトとの契約を延長し、その上でデュッセルドルフへ再レンタルするという可能性の方が高いとはいえるだろう。

　ただいずれにせよ完全移籍で迎えるためには、デュッセルドルフとしてはブンデスリーガ残留を果たすことが前提ということになり、それから今季２５試合に出場して５得点をマークしているウィンガーの獲得に向けて、最終的な判断を待つ事になる。
　

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