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2020年09月15日

致命的ミスの遠藤航へ示した、シュトゥットガルトからの厚い信頼

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 今季よりブンデスリーガ昇格組として臨んでいる、VfBシュトゥットガルト。そんなシーズン最初の公式戦の相手は、奇しくも3年連続ドイツ杯初戦で対戦することとなった、ブンデス3部ハンザ・ロストックだった。その最近2試合の対戦では1敗、挙げた1勝も辛勝ということもあり、マタラッツォ監督も警戒心を示していたのだが、実際にこの試合でも接戦を演じることとなる。

 前半終了間際にサイラス・ワマンギトゥカのゴールで先制点を奪ったシュトゥットガルトだったのだが、後半62分にハンザ・ロストックへこの試合最大のチャンスが突如舞い込む。それはスウェン・ミスリンタトSDが、「うちのボディーガード」と高い信頼を寄せる、遠藤航によるバックパスの致命的ミスだった。

 それをカットした相手FWジョン・フェルヘークは、GKグレゴール・コーベルとの決定的な1vs1の場面を迎えるも、そこで昨季1部昇格を支えた守護神が左足で見事なセービング。リードを守り切ってみせている。

 勝利後、コーベルはクラブ公式TVに対して、「きっと航は僕にも良いところをみせる、そんな機会をあげようと思ったんじゃないかな」と笑顔を浮かべてコメント。ミスリンタトSDは、「航は常にどこででもプレーし、どの穴もカバーしようとしてくれる存在。ただそんな彼が万が一でも、ミスをするような事があった場合に、そこでコーベルが君臨してくれくのは素晴らしいことだ」と称賛した。

 またそんな遠藤に対して、即座にチームメイトが駆けつけ鼓舞している姿について、同SDは「彼らが航を激励していたのか、航の実力をわかっているからこその行動なんだ。そしてこれがチームの団結力の証だよ」と胸を張っている。さらに結束力を高め、シュトゥットガルトはこれからブンデス残留を目指し、最初の壁SCフライブルクとの開幕戦へと挑む。(土曜日、日本時間22時半から)
 


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