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2020年10月14日

元ドイツ代表ヒツルスペルガー氏が進める、大規模なクラブ構造改革

VfB Stuttgart
VfBシュツットガルト
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 いまからちょうど2週間前の10月1日、かつてドイツ代表MFとして活躍したトーマス・ヒツルスペルガー氏は、連邦功労十字賞を受賞。「すでに現役時代から、社会的、教育的にプロジェクトに尽力しており、また2014年に元ドイツサッカー選手として初めて、同性愛者であることカミングアウトし、そしてサッカーのみならずスポーツ界に一石を投じた」ことが評価されたものだった。

 その一方で昨年よりVfBシュトゥットガルトの競技部門代表に就任して間もない頃から、同氏はすでにVfBシュトゥットガルトAGにおける計画的な人員削減へと着手。人材会社へと依頼していたことは、ドイツの大衆紙ビルトが報じたものだ。これにより人事決定権はクラブ経営陣の手に渡るようになるものの、ただ現時点では会員情報の漏洩問題により人事決定については控えめに執り行っているところ。

 ひとまずこれまで既に判明しているのは、現在20名の取締役のうち例えばチケット、マーティングなどの部門を含む、半数の削除を行っていくということ。「失望する者も出てくるだろう」と、ビルト紙に対してヒツルスペルガー氏は語った。そして代表取締役にはマーケティング代表レットガーマン氏と、財務代表ハイム氏を頂点に据え、その下に前述の10名の取締役を配置。さらにその下に2階層の役職が追随する、4重構想を思い描いている。

 「我々としては経営レベルを2つに加えることで、効率化を測っていきたいと考えている。より迅速な意思決定プロセスと、責任をより明確化していくことを追求しているんだ。そしてそういった責任ある立場の人材を育てていくという狙いもある」と同氏は説明。ただし解消される取締役職に従事していた10名については「我々から解雇するということはない」とのことで、希望するならばクラブに留まることも可能。

 果たして実際に誰が、どのように影響を受ける事になるのか。それは間も無くして開示されることになるはずだ。ただ前述のデータ問題により、予定されていた会議は中止となっており、「まずはデータ保護の問題を解決していかなくてはならないよ」と、ヒツルスベルガー氏は語っている。
 


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