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2021年03月03日

シュトゥットガルトがケンプとの延長を願う理由

VfB Stuttgart
VfBシュツットガルト
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 週末に行われたFCシャルケ04でマーク=オリヴァー・ケンプが頭部を負傷。VfBシュトゥットガルト関係者をヒヤリとさせたが、特に影響はみられずに火曜日から練習復帰を果たすことができた。とりわけケンプはこれまで、数多くの苦難の道を経て、ここまで辿り着いてきた選手だ。顎の骨折、肩の負傷、頭部の負傷など、数多くの怪我に加えて、主将の座はゴンザロ・カストロに、そして副主将の座は遠藤航に譲る格好となった上、チームはアントンやマヴロパノスを獲得。チームと共にブンデス復帰を果たすも、その前途はむしろ多難なものだったのだ。

 だがケンプはあらゆる困難を常に乗り越えてきた。今シーズンはここまでリーグ戦22試合で出場し、kicker採点平均3.36と好成績をマーク。また26才のセンターバックはパフォーマンス面のみならず、その献身性やサッカーに取り組む姿勢、そしてリーダーシップを高く評価されているところだ。そのためシュトゥットガルトは来季いっぱいの契約更新を目指しているところであり、ミスリンタトSDは「話し合うことになる選手の1人」と明言。「主力で、うちには珍しい中堅選手で、左利きで、対人戦のモンスターだ。本当に素晴らしいプレーを見せているよ」と述べ、さらに「例えば戦術面での改善にみられるような落ち着きも増してきたと思う」と言葉を続けている。

 その一方でシュトゥットガルトではカストロ、ディダヴィ、アル・ガディウィ、カミンスキら契約最終年度の選手たちが控えており、延長を考えるにも「まずは予算がたてられなくては。でもこの時代は本当に難しいよ。」とミスリンタトSD。それでもケンプとの延長が成立する可能性は十分にあるだろう。既に選手自身が延長の用意があることを明かしており、ミスリンタトSDも「話し合いを行うことは既に確認している。」と公言。「彼にとても満足しているし、ぜひ残留してくれれば」と願っているが、ただ噂される例外条項の影響は?「え?それが含まれているのか?」と、逆に質問を返したミスリンタト氏は、「そうなら、それは交渉でのテーマにはなるね」と付け加えた。
 


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