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2021年11月16日

圧倒的移動距離と試合数、それでも遠藤航は「トップパフォーマンスを見せている」

VfB Stuttgart
VfBシュツットガルト
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 地元メディア『ツァイトゥングス・フェアラーゲス・ヴァイブリンゲン』は、VfBシュトゥットガルトの遠藤航に関する特集記事を掲載。ドイツ、そして日本で合わせて、2021年だけで50試合以上に出場するであろう、28歳のボランチが「長距離移動により、並々ならぬ負担を強いられている」(マタラッツォ監督談)中、ここまで見せてきたパフォーマンスについての分析を行なった。

 まずそもそも2021年度における出場試合数だけでも、同僚のヴァルデマール・アントン(31試合)、ボルナ・ソーサ(33試合)らと比較して、本日48試合目に臨む遠藤航の試合数は圧倒的なものがある。そしてパフォーマンスを計るという意味では、kicker採点の推移をみると、昨季は開幕から11試合で、平均2.77だったが今季は3.82。チームも欧州リーグ出場権争いから一転、現在は下位争いを展開しているところ。

 加えて東京五輪参加により、今夏の準備期間の大半で不参加となってしまった。しかしそれでもミスリンタトSDは、「彼は他のブンデスリーガーと比べて遥かに多くの出場を続けているものの、そこで常にトップパフォーマンスをみせてくれている」と評価する。同紙では実際に遠藤航が、対人戦勝利数で142回とブンデストップクラスの数字で、また総走行距離106.06kmはチームトップであり、さらにパス成功率87.78%と非常に高いことを指摘。

 チームの不振については、まずオフェンス面ではニコラス・ゴンザレスの退団に加え、昨季16得点とブレイクしたサシャ・カライジッチ、11得点のサイラスが共に長期離脱。中盤でも遠藤の相方オレル・マンガラも含めて、主力選手たちが病気や負傷により、大量離脱という不運に見舞われたことも見逃せない。

 そのため今は何よりシュトゥットガルトでは、これ以上の離脱者を出さずに復帰選手を加えていくことが重要であり、これからオマーン戦に臨み最後の今年代表戦を終えた遠藤が、無事にシュトゥットガルトへと帰還して、そして1ヶ月後には4人の子供たちと無事に、久々のしばしの休息を迎えられるよう願うばかりだ。
  


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