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2021年12月18日

遠藤航、指揮官から2日間の休暇打診うけるも拒否

VfB Stuttgart
VfBシュツットガルト
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 VfBシュトゥットガルトに所属する遠藤航は、まもなく終焉を迎えるこの2021年において、実に52試合もの試合に世界中を飛び回りながら戦い続けてきた。その舞台はブンデスリーガであり、東京五輪であり、そしてワールドカップ予選など多岐に渡るものであり、そして欧州の選手たちとは異なり代表参加では9000キロほどの往復も強いられることになる。

 週末に開催された年内最終戦を前に、ぺジェグリーノ・マタラッツォ監督は、その負担の大きさについて「とてつもない」と表現。特に五輪参加のために夏季休暇返上で、そして五輪終戦後からわずか数日後のブンデス開幕戦でも先発するなど「この数ヶ月の間で、彼がこなしてきたものは、信じられないといえるほどだよ」と語ったことを、地元紙シュトゥットガルター・ナハリヒテンが伝えた。

 そしてやはり今季の序盤では遠藤はオーバーワークのために、「パフォーマンスに少しムラが見られた」と指揮官は評価。だが決してそれは批判的な意味合いではなく、それでも「しっかりとした」ものとして評価できるものであり「航は常に限界まで力を出し尽くす選手だ」と信頼を置く。「最近はまた、状態が上がってきたよ」

 それでもやはり、この1年間でリーグ戦32試合、ドイツ杯2試合、仁保代表戦11試合、五輪6試合に出場してきたその負担を考慮して、4人の子供をもつ父親に対し、他の選手たちが後半戦にむけて最終決する12月30日からではなく、元旦からの合流を緑茶を飲みながら打診したというが、シュトゥットガルトのキャプテンからの返事は、他の選手たちと共に後半戦に向けてスタートを切るというものだったという。

 なお今季は更なる飛躍を期して臨んだシュトゥットガルトだったのだが、数多くの主力選手、特に昨季ブレイクを果たしたサシャ・カライジッチやサイラスなど、オフェンス陣をはじめとして大量の離脱選手を抱える事態に陥ったこともあり、前半戦は4勝5分8敗、入れ替え戦進出となる16位で折り返す展開に。なお後半戦初戦は来年1月8日。相手は開幕戦と同じ、昇格組グロイター・フュルト。下位からの脱出のため、決して取りこぼせない重要な一戦となる。
 


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