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2021年07月09日

「ポリバレント」「ドリブル得意」の浅野拓磨、疲労考慮で制限された練習

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 必ずしもユニフォームに書かれた背番号は、これからプレーするポジションを表したものとは限らない。この夏にVfLボーフムへと加入した浅野拓磨は、確かに背番号10を身につけることになるのだが、しかしながら小柄で俊敏な日本代表FW(173cm、71kg)は、決して中盤での器用が予定されているわけではないということ。トーマス・ライス監督が基本的には、6番(ボランチ)にロベルト・テシェを置き、そして8番(CMF)にエデュアルド・レーヴェンとアントニー・ルジアの起用を想定する可能性が高いことも、また確かに見えてきたものだ。そのためワールドカップ予選参加のために遅れて合流した浅野については、むしろ右ウィングとして起用される可能性が高い。

 今は他のチームメイトとの遅れを取り戻すため、まだ多くの練習や試合形式から取り残されている姿が見受けられており、それは当初、本人にとってもあまり面白いものではなかったようだ。「彼がすぐにどこにでも積極的に顔を出そうとするのは良いこと」と語ったライス監督だが、「今は負担を考慮して、それをコントロールしていくためにスローダウンさせないといけない。」と強調。それでも浅野は既に、先発出場へのポテンシャルをみせていたようで、指揮官は「俊敏性、ドリブル力、良い育成を受けたこと」への評価を口にする。さらに浅野はシュトゥットガルト、そしてハノーファー時代にもブンデスリーガで戦った経験も持ち合わせる選手でもある。ただそのハノーファーでは13試合の出場で無得点に終わり、戦いの舞台をパルチザン・ベオグラードへと移すと、そこで18得点8アシストをマーク。ただし給与の未払い問題のため5月に、2022年まで残されていた契約を解消していた。
 


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