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2022年07月24日

監督の助言で2得点!好調・浅野拓磨が先発の座を確保

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 日本から来た快速フォワードは、代表参加による長期の海外滞在からの渡独にも関わらず、即座に戦闘モードに入っており、最高のコンディションで結果を出し、そのアピールによって高い評価を受けているところだ。ただ浅野拓磨はその献身性には定評はあったものの、しかしながら一方で決定力に関してはその限りではない。

 これまでブンデスリーガ55試合で記録したのはわずか4得点、うち半分は昨シーズンに記録したものだ。フィニッシュで慌てたり、素晴らしいドリブルをみせるもその後で捕まったり、ここぞという場面ではあまり顔を出せないなどが見受けられていたものの、しかしながら先日のアンタルヤスポル戦ではまったく違う姿がそこにはあった。

 ウィングとして先発出場した金髪の日本代表は、いずれもコンスタンティノス・スタフィリディスのアシストで2得点をマーク。そこには少なからずトーマス・ライス監督の助力もあったという。「彼はボールに向かっていくことが余りに多かったので、もっと奥の方を模索していくようにアドバイスしたんだ」と説明。「ただその時に少し無理をしたものだから、今はちょっと私の声も枯れてしまったかもしれないがね」と言葉を続けている。

 そして浅野はこれまでにも幾度なく示してきた、その卓越したスピードで相手を抜き去る姿に加え、この試合ではゴール前での冷静さをしっかりとみせることができたのである。これでボーフムのウィングの定位置はもはや手中におさめたといっても過言ではないだろう。来週土曜の今季最初の公式戦、4部に降格したヴィクトリア・ベルリンとのドイツ杯初戦も、そしてその1週間後の1.FSVマインツ05との分です開幕戦でも、確実に先発イレブンに名を連ねているはずだ。
 


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