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2019年11月04日

堅守で無敗続けたヴォルフスブルク、課題は2列目の決定力改善

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 この夏にオリヴァー・グラスナー監督を招聘して以降、10月終わりまで公式戦無敗を継続し続けていた、VfLヴォルフスブルク。確かにこの1週間では2敗を喫し途絶えることになったのだが、ただその飛躍を支えていたのが、リーグ最少を誇る失点数だ。第10節消化時点で唯一、平均1失点を下回る8をマーク(最多は最下位パダーボルンで25)。しかしながら逆に得点数に目を向けてみると、皮肉なことにその最下位パダーボルンと同じ11(全体で4位)に留まっている。

 オフェンス陣の中で唯一、コンスタントにパフォーマンスを発揮しているのが、トップを担うワウト・ウェクホルスト。これまで全ての公式戦で先発出場しているオランダ人FWは、その15試合で8得点3アシストと期待に応える数字を残している。ただ問題となっているのは、2列目からの物足りなさであり、グラスナー監督も絶えず対応を余儀なくされているところだ。

 この夏の準備期間では、負傷による長期離脱から復活を期すフェリックス・クラウスが、チーム最多となる得点数でアピールをみせていたものの、そのプレーにおける軽快さは失われ、そしてそれとともに先発の座も失われることに。またヨシプ・ブレカロについては、確かに公式戦で4得点4アシストと、数字の面では及第点ながらも、最近9試合に限ってみれば1点に絡んだのみ。パフォーマンスに浮き沈みの激しさが見受けられている。

 グラスナー監督は「先発選手にとって、シーズン中に浮き沈みがあるのは普通のことさ」と擁護したが、ただこの夏に自身と共にLASKリンツから渡ってきたジョアン・ビクターについても確かに非常に精力的かつスピードあるプレーをみせてはいるものの、いまだにリーグ戦9試合の出場で得点もアシストも無し。そこで週末のドルムント戦では、ルーカス・ヌメチャに初先発のチャンスが与えられたのだが、放ったシュートはバーに嫌われる結果となってしまった。

 そんな中、ヴォルフスブルクではもうもなくして、二人の主力選手クラスが復調をみせているところであり、そのうちの1人、スイス代表FWアドミール・メーメディについては、大腿筋の筋損傷から復帰。また同じくFWダニエル・ギンチェクについても、背中の手術からもう間も無く戦列復帰が見込まれている。
 


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