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2019年12月19日

シャルケファンがスタジアム付近で転倒、搬送先の病院で他界

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 水曜夜に行われたVfLヴォルフスブルクvsFCシャルケ04の後半での戦いは、異常な静けさに包まれていた。本拠地ヴォルフスブルクのファンにとってはクリスマスシーズン中の、今年最後のホーム戦だったにもかかわらず、試合終了後には特にクリスマスの音楽が聞こえることもなく、そして試合について両クラブ共に特にコメントをすることはなかった。1−1と痛み分けに終わったこの試合、一人のシャルケファンの死が大きな影を落としている。

 シャルケのプロ選手部門コーディネーターのサシャ・リーター氏は、TV局スカイに対して「我々にとって、悲しい日となってしまった。一人の人間が生命を落としてしまったのだ」とコメント。ヴォルフスブルクのオリヴァー・グラスナー監督は、「今回はプレー内容も結果も二の次だ。生命を落とした人がいるのだ。お悔やみ申し上げる」と述べた。

 ヴォルフスブルク市警察の発表によれば、スタジアムに向かう途中、スタジアムの近くで41才の男性シャルケファンが転倒。特に外部からの影響を受けたということではないようで、間も無くして搬送された病院にて他界したことが伝えられている。


 このことを知ったホームのヴォルフスブルクのファンは、ハーフタイムに手書きで「ご冥福をお祈りします」と書かれた横断幕を掲げており、両クラブのファンは共に沈黙を保ちつづけ、試合終盤に移籍後初得点となる同点弾を決めたケヴィン・ムバブは「このゴールを祝福する気になんてなれないよ。生命が何よりも大切なものなんだ」と述べ、コーエン・カスティールスも「ファンが想ってのこの行動は、もちろん理解できるものだよ」と語った。
 


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