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2020年06月24日

マイナに900万ユーロ?ヴォルフスブルクでも非現実的

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 地元メディアNeue Presseは、VfLヴォルフスブルクがハノーファーの96に対して、リントン・マイナの獲得に向けて900万ユーロをオファーしたようだと報じた。確かにこのことは決して驚くような内容ではない。ヴォルフスブルクもマイナに興味をもっているとは言われており、ドリブルとスピードに長けた、伸び代をもった21才の攻撃的なウィンガーだ。2部で2得点7アシストという結果も悪くはないが、ただ負傷がちという不安要素もある。

 それはともかくとしてNeue Presseではグラードバッハと共に、ヴォルフスブルクも900万ユーロを提示したと伝えてはいるものの、いずれのクラブともに懐疑的だと言えるだろう。特にヴォルフスブルクにおいては親会社のフォルクスワーゲン社がディーゼルでの問題に揺れ、さらにそこへコロナ危機による財政的ダメージも被っている状況なのだ。そのためヴォルフスブルクは値下げ交渉ならば行うかもしれないが、ただそれはできれば1000万ユーロ超えで売却したいという、ハノーファー側の思惑とは異なる。

 確かにヴォルフスブルクではウィングは補強課題の1つだ。今季後半戦で活躍をみせたこと、そしてメンタルの強さでも評価されるレナト・シュテッフェンについては、2021年までの契約だが延長への期待感もある一方、ヨシプ・ブレカロは一貫性に欠けており、ジョアン・ビクターはまだブンデスのフィジカルやスピード感に対応しきれていない。そしてフェリックス・クラウスについては、今度の移籍期間にもクラブを後にする可能性もあるだろう。
 


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