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2020年06月26日

4500万ユーロのマイナスも、ヴォルフスブルクの前向きな理由

VfL Wolfsburg
VfLヴォルフスブルク
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 ドイツサッカーリーグ機構が木曜日に発表した2018/2019シーズンの財務結果によると、VfLヴォルフスブルクは4500万ユーロ近い損失を計上していることが判明。大きな数字ではあるが、昨年にはじめて公表した際にも2000万ユーロ近い損失を出しており、その際にティム・シューマッハ氏が「この状況は2・3年は続く」と語っていたことからも、驚くべき結果ではない。

 特にこの2シーズンに関しては、「2年連続で入れ替え戦に進出した影響が顕著に表れている」と説明。昨季はEL達成により競技面では大きな改善が見られたが、「経済面でのプラスを実感できるのは次のシーズン分だ」と、シューマッハ氏。確かにリーガ全体最悪の財務結果にも、「同等の人件費で16位から6位となったことはプラスだ」と胸を張る。「特に入れ替え戦のシーズンでは、支払いすぎていた選手が何人もいた。」また選手の代理人への支払いという部分でも、2017/18シーズンが2160万ユーロだったのに対して、1060万ユーロまで削減した。

 ただ他クラブとは異なり、ヴォルフスブルクでは親会社のフォルクスワーゲン社と2011年に結んだ契約により、フォルクスワーゲン社が前損失を補填。ただ同時にヴォルフスブルク側にはいかなる利益も支払う必要性もあり、例えば2015/16シーズンのデ・ブライネのマンC移籍時の収入や、CL出場などの収益金も提供。「来季はもっといい結果が期待できる」と、シューマッハ氏。「コロナ危機による影響はマイナス効果を与えるだろうが、まだその大きさは見えない。ただ国際大会からの追加収入は見込める」と述べている。


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