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2021年03月07日

オタビオのラフプレーに味方からも苦言「怪我しなくてよかった」

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 ここのところブンデスリーガで9試合連続無敗、7試合連続無失点を記録、最近のアウェイ戦では4連勝といった、好材料を提げて敵地ホッフェンハイムへと乗り込んだ、VfLヴォルフスブルク。しかしながらこれらの数字は土曜午後に全て消え去ることになる。確かに3位のヴォルフスブルクはホッフェンハイムを相手に試合を優勢に進めるもこれといった得点チャンスをなかなか作り出せず、最終的に1−2で返り討ちにあう結果となった。

 今季15得点をマークし、同点の絶好機を逃したワウト・ウェクホルストは「絶対ん不必要な敗戦だった」と悔しさをにじませており、グラスナー監督も「選手たちは反撃にむけて手をつくしてくれたものの、結果にまで手が届くことはなかった」と失意を表現した。「なかなかゴールネットを揺らすことができなかったね」だがこの試合で何より影を落とすことになったのが、パウロ・オタビオによる目に余るラフプレーのシーンだ。


 後半ロスタイムに相手FWムナス・ダブールに対して、意図的にファウルで止めた際に、あろうことか両足で蟹挟みのような形で相手選手を転倒させる愚行を露呈しており、試合後グラスナー監督も「明確な退場もの」のプレーに、「ダブールが負傷しなくてよかった」と吐露。ただ懸命に守備を試みた結果によることも強調しており、大事に至らなかったことも含めて離脱期間が長くならないよう願った。オタビオ自身も、試合後にインスタグラムにて「彼が怪我をしなかったことについて、神に感謝する」と投稿。


 ただヴォルフスブルクのシュマッケ競技部門取締役は、敢えて厳しい言葉をオタビオへと向けており、「あのプレーの直前に、私は「頼むから、それはやめてくれ」と願っていたんだ」と明かし、「あんなことは、決してやってはいけないことだ。そしてあんなことは、決してもう2度と目にしたくないものだ」と語っている。いずれにせよ出場停止は避けられないことから対応を余儀なくされるが、左SBではジェローム・ルシヨンがコロナ感染から長期離脱中、レナト・シュテッフェンは逆にセセニョンからの「ラフプレー」(グラスナー監督)で負傷。まだ診断結果を待っているところであり、それ以外ではMFゲルハルト、バクー、右SBムバブの起用が考えられる。

グラスナー監督の契約にも例外条項が付随

 その一方でヴォルフスブルクでは、来季に向けた懸案事項も抱えているところだ。就任以来、クラブ史上最高レベルの好調ぶりをキープし続けているオリヴァー・グラスナー監督だが、kickerが得た情報によれば2022年まで残されている契約の中には、今夏で行使可能な例外条項が含まれている模様。実際にそれを行使する形で、グラードバッハではマルコ・ローゼ監督を失う結果にもなっており、指揮官の去就にも注目が寄せられているところだ。だがシュマッケ氏はそれでも、「もちろん来季もグラスナー監督を想定しているところだ」との考えを、kickerに対して明かした。
 


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