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2021年04月25日

CL出場権争いは大混戦、ロイス「気持ち的に僕たちが有利」

VfL Wolfsburg
VfLヴォルフスブルク
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 チャンピオンズリーグ出場権を争う3位VfLヴォルフスブルクとの対戦は5位につけるボルシア・ドルトムントにとって、夕方に試合が控えていたフランクフルトの結果次第では、CL出場権争いから大きく後退することを意味する、マルコ・ロイス曰く「特別な試合だった。」

 ただ少なくともドルトムントにとってこの対戦はむしろ望ましいものだったともいえるだろう。少なくとも統計上はそうだ。過去12回の対戦において、ドルトムントは11試合で勝利をおさめ1分無敗。2016年9月以来、失点さえも許していなかったのだから。

 その相性があってか、後半57分に数的不利に陥りながらも、ドルトムントは最終的に2−0で勝利。フランクフルトもレヴァークーゼンに敗れたために、CL出場権獲得圏内まで勝ち点差1、3位ヴォルフスブルクも勝ち点差2と射程圏内へ。ドルトムントにとって、この上ない状況で残り3試合へと臨むことになる。

 浮き沈みの激しいシーズンの中、ラストスパートに差し掛かり「僕たちは良い時期に入っているね」と胸を張るロイスは、4連勝に勢いに乗ってこのまま「CL出場権も獲得したい」と意気込みをみせた。「心理的には、僕たちの方が他よりも有利な立場にあると思うよ」

 それでは状況についてはどうか?日程的にみれば、上記3クラブのうち唯一ドイツ杯準決勝が控えており、残るリーグ戦は2位RBライプツィヒ、この日バイエルンをも撃破した絶好調マインツ、そして本日フランクフルトを破ったレヴァークーゼン戦が控えているところだ。


 一方で、3位に浮上の絶好のチャンスを逃し、一転して5位ドルトムントとの勝ち点差が1となってしまったフランクフルトのヒュッター監督は、試合後「思っていた戦いができなかった」と述べつつ、「プロとしてこのような状況にうまく対応できないと。」と要求。

 残りの試合日程をみた場合、ドルトムントと同じく絶好調マインツ戦は控えているが、あとは2部降格が確定したシャルケ、そしてフライブルク戦と、上位との対決が残っているわけではない。だからこそ「まだまだ可能性はあるんだ」と指揮官も前を向いた。むしろドイツ杯を休養期間として活かしていきたい。だからこそヒンターエッガーは「僕たちの方が良い状況にいる」と語れるのである。
 


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