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2021年06月09日

ヴォルフスブルク主将ギラボギ「グラスナー監督が去って良かった」

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 今シーズンの最終節、既にチャンピオンズリーグ出場権獲得を確保していたVfLヴォルフスブルクでは、主将のジョシュア・ギラボギが90分間ベンチを温める姿が見受けられていた。本来ならば同選手はこの試合で起用される予定だったものの、オリヴァー・グラスナー監督からの先発起用の申し出に断りを入れていたことが、選手本人より明かされている。
 
 地元紙ヴォルフスブルガー・アルゲマイネ紙に対して、同選手はその理由について「これまでに、あまりに多くのことが起こりすぎていた」と説明。確かにグラスナー監督は当時去就が注目されるなど微妙な立場にあったが、そもそもワウト・ウェクホルストと共に、ギラボギも指揮官との不和が伝えられていたところ。

 そしてどうやらそれは取り戻せないところにまで進行を見せていたようで、今年の2月に指揮官から「彼は我々の主将であり、これからもそうだ。ピッチの内外で重要な選手だ」と評されていたボランチは、「昨夏のお時点で、自分にとっては厳しいシーズンになると、監督と自分との間に変化が生まれていたことを感じていた」とコメント。主将を外れることさえ考えるほどあったという。

 「おそらく、監督は僕がもしもちょっとした負傷をしてしまった場合に、それを利用する形でベンチに置いておくような気がしてならなかったんだ。そして残念ながらそれが実際に起こってしまったんだよ」というように、今年に入ってからの先発試合数は僅か2。ただマキシミリアン・アーノルドとザヴェル・シュラーガーが好調なシーズンを過ごしたことから、決してそれは不当な判断とまでは言い切れないだろうが、「それだけが理由ではない」とギラボギ。

 「だから悲しいんだ。チームの成功の妨げとならないよう、これまで僕はこの事を口にしないようにしていたんだ」と言葉を続けており、「監督は何度も先発出場への希望を抱かせてくれてはいたが、その度に新しい言い訳をして無しにしてしまっていた。それがずっと続いた。おかしくなりそうだったよ」とコメント。「人としてとてもショックだった。確かに彼は決して悪い監督というわけではない。何より僕たちは成功をおさめた。ただ彼がいなくなって良かったと思っている。僕個人では、キャリアの中で監督との関係性は最悪だったから」と語った。

フォルマンGKコーチと延長

 
 最終的にそのグラスナー監督は来季より、アイントラハト・フランクフルトの監督へと就任。ただパスカル・フォルマンGKコーチとの契約を延長したことが火曜日に発表されている。シェファーSDは「彼の仕事ぶりの素晴らしさは、カスティールスやペルヴァン、クリンガーらのパフォーマンス、継続的な成長をみれば明らか」と評価。一方のフォルマン氏は「非常に近代的なGKトレーニング」を特徴とする「アカデミーと密接」なヴォルフスブルクとの延長への喜びを見せた。
 


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