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2021年07月23日

ドイツ代表クンツ監督、反省を糧に巻き返しをはかる

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 東京五輪のグループリーグ初戦、ブラジル代表戦では2−4と黒星スタートとなってしまった、ドイツ代表。この試合ではキリがないほどの課題を突きつけられ、確かにリシャーリソンにハットトリックを許した後から、アミリ(57分)とアッヘ(83分)が得点を決めたことで光が見えたとしても、「もっと得点を決められたはずなんだ」と、シュテファン・クンツ監督は振り返った。

 とりわけ前半のパフォーマンスには非常に脆弱なものがあり、試合後に国営放送ARDに対して「ビルドアップでマズいパスが多すぎて、あいてにカウンターを許してしまっていた」と反省。「加えてキレがなく、時期的にみて決して批判ではないが、体力的にも不足していた」との見方を示している。

 そして前半のうちにブラジルが大量リードを奪う展開となったが、「一方で我々としては今後の改善点も見えてきた」とも。実際にブラジルは数週間早く集まっており、そのため連携プレーもよく、ドイツよりも明らかに活きいきとしたプレーを見せていた。先発GKミュラーがクーニャのPKを止め前半を0−4とはせずに済むも、2点返して迎えた試合終了間際のパウリーニョのダメ押し弾は止められず。ただその前に、ドイツ代表へ同点のチャンスがあった、というわけでもなかった。

 それでもクンツ監督は、例えば前半で交代したピーパーについて「パフォーマンス上の理由。他に変えても良い選手はいた」と、決して選手自身に対する批判をすることは望まず、その上で63分に2枚目の警告を受け、退場となった主将マキシミリアン・アーノルドについて、自分自身の判断を責めている。「腹立たしいのは、もっと早く交代すべきだったということ。入れ替えを求めていたし、一方で危機的状況は訪れないと思っていた」ただそういった反省を活かし、これからチームを立て直していくことが責務であると、あくまで前を向いた。
 


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